銀座泰三

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zoom RSS 天守物語の衣裳

<<   作成日時 : 2006/06/10 21:29   >>

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歌舞伎座の7月歌舞伎の夜の部に久しぶりに天守物語がかかることになりました。
天守物語は坂東玉三郎さんしか演じる人もいませんし、この7月は玉三郎さんのための舞台ということでしょう。相手役が海老蔵ですので相当話題になると思われます。

以前にブログでも書いたかと思いますが、今回主役の富姫が前半で使う内掛けは昨年玉三郎さんに直接依頼を受け、大変苦労しておつくりしたものです。
このことは私のホームページのコラムにも書いておりますのでご興味あればお読み下さい。
http://www.taizou.jp/japanese/column/bandou_index.php

簾に薬玉と言う柄を、総刺繍で製作したものです。構想からほぼ一年かかりました。
高級なきものを始終作る私にしても、この仕事は初めてのことでもありはっきり言って大変苦労しました。
舞台衣裳の刺繍と普通のきものの刺繍はまったく別物といって良いほど、使う糸も技法も違います。下絵も大胆に大きく取らなければいけませんし、うちの職人さんも大変とまどっておりました。こういう舞台衣裳は衣裳の専門の会社があってそちらの方で作られますから、きもの
を作る人にはちょっと理解できないことがあります。
仕立てにしてもとても荒くて、裏地でも舞台が埃だらけで汚れるので、ポリエステルのものを使用します。それではあまりに情けないので、今回おつくりしたものは羽二重の裏をお付けしております。
まあそのほか色々きもの作りと違うことなど良い勉強になりました。
玉三郎丈のすごいところはこうしたものを自分の力で作ってしまうところでしょう。
今の役者では彼のみです。そういうところが芸にかける彼のこだわりです。
是非歌舞伎座の芝居を見に行ってください。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
玉三郎も興味ありますが、海老蔵さんの海神の衣装が気になります。
今、英国で頑張ってますが、なんと言っても世界に誇る美貌ですからね。
又、マントにタイツなんでしょうか?
ファンの興味がそこ一点ですので、御存知でしたら教えて下さい。
朋子
2006/06/11 00:19
ちょっと仕事でバタバタしておりまして、返事を書くのが遅れましたが、今衣裳関係の方に問い合わせをしていますので、もう少しお待ち下さい。
銀座泰三
2006/06/22 11:58
はじめまして。
歌舞伎座の「天守物語」を観てきました。
本当に衣裳が素晴らしくって感動いたしました。
残念ながら1階やや後方のお席でしたけれど、それでも、衣裳の持つパワーが感じられ、光り輝いておりました。
玉三郎さんが動かれる度に、その輝きが増していくように感じられ、ため息ばかり。。。衣裳だけとっても観る価値あり!です。

本当にありがとうございました。
百合
2006/07/21 03:19
小生は今週行くのですが、ご覧になった方が皆さんそうおっしゃっていただいて、本当に作るのに苦労しましたが、いい思い出になりました。
これは総刺繍の豪華なものですが、舞台衣裳はいくら私が過去に高価なキモノを作って来たとは言っても、ものの発想が違いますし、また玉三郎さんは大変こだわられますので、私もいい加減なものをこしらえたら自分の沽券に関わると思いますから、職人さんの協力もあって、素晴らしいものができたと思っています。色々苦労しましたが、きっと後世に残る衣裳でしょう。
小生のホームページにその話しは書いておりますので、お暇なときお読み下さい。http://www.taizou.jpです。
銀座泰三
2006/07/24 13:40
はじめてお邪魔致します。
こちらの打掛の製作の時の記事から拝見しており、今月まさにその衣装を見られることも大変楽しみにしておりました。初日に玉三郎さんが舞台上、着替えて出てこられた時には客席が波立つような、ため息のような・・・3階からの拝見でしたが金糸が本当に浮き上がって見えるほど立体感があり、文字通り煌めいていました。30日にはもう少し舞台の近くから拝見します。この衣装での販売舞台写真のいいのがなくて、本当に残念に思っています。

もちろん玉三郎丈の理想があってのことだと思いますが、それを実現くださった素敵な衣装と、製作記をどうもありがとうございました!
coco
2006/07/30 00:54
そのように言っていただくと、苦労が報われます。有難うございます。小生も26日に見に行ってまいりました。天下一の女形が着ると本当に美しく、言葉もありません。玉三郎さんの自宅、楽屋を何度も訪れ、ご期待に添えるよう努力した日々が走馬灯のようにかけめぐり、本当にい仕事をさせてもらったという感謝の念で一杯です。もちろん尽力された職人さんが一番功労者ですが、その苦労も報われたことと思います。
これからもキモノ作りの中で、後世に残る立派な仕事をし続けていこうと思っておるところです。
銀座泰三
2006/07/30 22:33

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