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今日ベトナム(ホーチミン)出張から帰ってまいりました。超特急の2泊4日(機内1泊)で、慌しいのですが特に帰りは、大体東南アジア便はほぼそうですが、現地を真夜中に出発し日本に早朝着くので疲れます。 ベトナムは時差2時間で、飛行時間は関空から5時間半くらいです。 現在は雨季で、一日中不安定な天気です。大体夕方くらいから雲が増えはじめ、雷雨が来ます。 そのため蒸し暑いのですが、気温だけで言うと最近の京都よりは低いようですし、雨の後は涼しくなりますから、夜は比較的さわやかです。 12月くらいから乾季に入ると、何ヶ月も一滴の雨も降らず、35度を超える気温が続きます。ただカラッとはしています。どちらの頃が良いかはお好みでしょうか。どちらにしろ年中夏服で過ごせます。 昨年の12月に出張したときにベトナムのことは色々書いておりますが、私が予想したとおりの展開になっております。中国とも事情が似ていますが、今年に入って株は暴落し、物価は上昇し、人件費も上がり始めています。 ガソリンもつい最近一挙に3割ほど上がったそうで、一リットル130円ほどですが、国民が困っています。 ガソリンは統制価格で、国が決めるようです。 一般的なワーカーの賃金は確かに中国よりも安いので、今後の中国のリスクを恐れて、ベトナムへの生産シフトは続いているのですが、ここへ来て急激に物価を初めベトナムでのリスクも考えざるをえなくなりまいた。 ベトナムは以前にも書きましたが、インフラの整備が大変遅れており、現実に7ヶ月ぶりに訪れても公的な土木工事は本当に遅遅として進んでいません。 基本的には土木技術が劣っているということもありますし、社会主義国では当然のアンダーテーブル(賄賂)という問題も原因の一端でしょう。 何とか手を打たないと諸外国からの需要に対応できなくなるでしょうし、折角色々な投資話が来ても、より流通事情などの良いところへ移ってしまうでしょう。 ところが方や、民間のビル建築などはどんどん進んでおります。今市内の良い場所で一挙に3棟の高層ビルを建築中ですが、すべて韓国の資本です。 ホーチミン市内の優良な土地はもうほとんど韓国資本に抑えられてしまっていますし、ホーチミンだけではなくフエなどでも大規模なリゾート開発も韓国のある財閥グループが計画しています。 日本の企業はどうもハノイの政府に気兼ねしているのか、ホーチミンよりはハノイ近辺に最近進出しているところが多いのですが、その間にホーチミンはどんどん日本が置いてけぼりにされています。 ホーチミンの語学学校で若い世代は、6割以上は英語を勉強しています。日本は2割も無いだろうということでした。 基本的には日本との関係は良好ですし、より官民交流を拡大するためにも、日本語を勉強する人を増やさなければなりません。これは政治家の仕事でも有ります。 日本の対アジアへのODAにはどうも胡散臭い影が今でも付きまとい、それに群がる政治家がいるという恥ずかしい現実は情けなく思います。 ハードばかりの援助ではなく文化交流を含めた、ソフトの部分への理解が必要です。 そのためには日本の政治家の理解が不可欠ですが、どうもその辺のところを分からないようで、ODAは土木中心です。 国費を使って大名旅行をして、たった2、3日行った位でいっぱしのその国への事情通のような顔をする程度がほとんどです。もっとその国を勉強して教養を積まないと、馬鹿にされるだけでしょう。 税金を使ったODAで良い格好をするという体質は困ったものですね。 ベトナムとの関係強化は国益に叶うと私は思います。この国の特に女性は良く働きますし、手先も器用です。物作りが生命線の日本にとって大切に考えるべきです。 ところがあいかわらず日本の多くの連中は、人件費が安いことだけをメリットに、安く早くばかりを求めてきます。 そのくせ品質にはうるさく、発注量は欧米よりも少ないので、ワーカーには決して評判が良くありません。 京都のある有名なIT関連の企業がホーチミン郊外にかなり大きな工場を作ったのですが、この社長は効率第一主義の厳しい経営で有名ですが、なんとこの国にも同じことを要求したそうで、案の定次々ワーカーも管理職も辞めていくそうです。 ベトナムでは基本的には残業はしませんし、長時間労働は好みません。今でも昼寝をするような国です。 そんな国に効率一点張りの経営を押し付けようというのは愚の骨頂でしょう。 その国の文化を理解し、根を張っていく覚悟がないと上手く行かないのは当然です。 その国の歴史、文化、伝統を良く踏まえたうえで、長期に渡って良好な関係を構築すべきです。 工場を作ると共に、相互の文化を理解するためにも、語学教育学校まで作るというようなことをしていくべきなのだろうと思います。 開発途上国を馬鹿にしているような経営者は論外ですし、優しさや思いやりを持ってその国のためにもなるような思想を持ってもらいたいものです。現に長く生産の続いている企業にはそうした理念があるのだろうと思います。 日本も量を追い求めるような生産は曲がり角に来ています。日本向けにはより高付加価値、高品質なものをより安く作るということだと、海外での生産は今後も当然必要とされますが、今までと違った相互理解の進展を目指すべきで、そのためにも日本人自身がもっと自らの国を知る必があります。 自国の歴史や文化を理解できないものが、他国をより深く視ることは不可能です。 きもの業界のベトナムでの生産については別便で書きます。 |
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