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キモノ業界は益々業界規模が縮小し、その流れは止まりません。 関西の通販業者が行っていたきものの組織販売も今年中ですべて撤退ということで、昨年で100億強あった販売がなくなります。当然卸していた大手問屋はまたも販売先を失うわけで、こうした業界全体のリストラ傾向は当分続くものと思われます。 また東京日本橋の古い総合問屋も、繊維部門からの撤退を決めたそうです。 まあ私は当然の流れだろうと思いますし、業務縮小、整理、廃業、倒産も含めて淘汰が進み、バランスが取れるところまで、続いていくでしょう。 本当にがんばろうと使命感を持って、真面目なところが残っていくことが望ましく、そんな中で、その雄である、本当に筋の通った商いを続けておられる、 京都の「えり善」さん http://www.erizen.co.jp/main.html が昨年から建築されていた、四条河原町の本店の新築ビルが完成の運びとなりました。 先ごろ我々仕入先をお招き頂き、新しいビルを見せていただきましたが、外装はややモダンな感じもしますが、大変明るく上品な仕上がりで、特に感心したのは、かつてあった現社長のおじいさまのお家の茶室と広間を、解体して保存されていたのをこのビルの中に上手く配置されていることです。 以前は木造で、それも増築を途中でされたりで、老朽化もあって、やや狭く暗いイメージが有ったのですが、売り場面積も広くなり、この和室できものを思い存分選ぶことが出来るでしょうし。 えり善さんは仕入れ先との関係をとても大切にされ、古い取引先と長い付き合いをされています。私も親子二代にわたり半世紀以上のお付き合いで、現社長とも公私共に親しくさせていただいております。 毎日キモノを着用され、茶道、長唄と和文化への造詣も深く、まあいわば呉服屋さんの鑑です。 品揃えも今の日本の専門店の中では一番だろうと思いますし、フォーマルから洒落着、男物、小物も含め、筋の通った良質なものを、リーズナブルな価格で提供されています。 若い社員の採用、教育も怠り無く、ベテランから若い人までの販売員が、全年齢のお客様に対応できるように努力されています。全社員がどんなお客様にも、仕入れ先へも丁寧で親切な対応をされるのは、おじいさま以来のこのお店の伝統で、現社長もそのことには特に腐心されており何時も感心致しております。 ご子息はいずれ後を継がれるようですが、まだお若いので、それまでは今の現社長ががんばって引っ張っていかねばならないでしょうが、まだ56歳ですし、健康に留意され業界のリーダーとしても我々の期待は大きいのです。 この新社屋完成で、次世代へのハード面の継承は万全ですが、問題はその中を飾るに相応しいものが作り続けていけるかどうかということにかかっているのも偽らざる事実です。 知恵を出せば、心ある人とのコラボが生産を支えることになると思いますし、私もまだまだがんばってこの大切な文化の伝承に精を出さねばと改めて思った次第です。 今回の建築は本当に勇気ある行動でもありましたが、決断された時期が良かったということも言えます。 もう少し後なら建築費は高騰し、確認の遅れなどから、とても大変だったろうと思いますし、やはりがんばろうと思っている店には神のご加護が有ったのでしょうか。 最近暗い話題ばかりの中で大変明るく、希望に満ちた話題でしたのでご紹介させていただきました。 京都においでの節、是非お立ち寄りになってみてください。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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「久々に明るい話題」の投稿・・・良き文面、内容。今後に力湧くものでした。物を作る人、加工業務の人、間にはいって卸す人、小売業を営む人、それぞれの段階で頑張って努力されておる状況ですが、残念ながら結果がなかなか見えて来ません。やはり従事者の高齢化と意識の低下が拍車をかけている様におもわれます。 |
堀留つとめ人 2008/09/13 14:27 |
堀留つとめ人様 |
銀座泰三 2008/09/13 17:27 |
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